2008/12/10 (Wed)
私のしごと館に行ってきました


実は以前、ここの前を通ってびっくりしたのだけれど、そんな施設だったとは知りもせず。

京都にある「私のしごと館」に行ってきました。
急に行く事になったので予約を取ろうとしたら、一週間前まででないとできないのだそうです。
当日空いている体験は先着順だと聞きました。

なので早く行こうと、観光&紅葉刈りもそこそこにして焦って行ったのに、館内はガラーン!
お客さんの姿が無い…

しかも広っ!でかっ!

これって税金で出来たんですよね……。

まあいいや、今から利用するんだしぃ〜♪←嬉しさの余りやたらハイテンションに。


広々としていて、環境はすごく良いところでした。道路も広い。人も少ない。

再開発地域なのかよく知りませんが、周囲は新しい住宅街でした。大きな公園や国会図書館も有り。電車の駅は少し遠そうでした。

京都とはいえ奈良に近く、私も奈良方面から来ました。
そしてあと残り3席だった「小型製品組立の仕事」を予約。受付カウンターに行き、あらかじめプリントアウトした「リカちゃんを作ろう」という紙を見せたら「玩具ですね〜」と言われました。どうしてリカちゃんと言わないのだろう?謎。

写真は体験申し込みカウンター横のショーケースに並べてあるリカちゃん。
ちなみに入館料700円。体験料500円。 どちらも券売機で買います。
しめて1200円。ふむふむ、お人形教室より少し安い感じか…メモメモ。
ちなみに今、1000円で会員登録すれば3月末まで入館料が無料になるそうです。

そしたらしょっちゅう行ってリカを作れば激安ではっ?!という妄想が頭をよぎりましたが、さすがに遠いのでそう言うわけにはいきません。
と言うか、体験するお子様の邪魔?(苦笑)

しばらくしたら学生たちがバスで次々と乗り付けてきて、館内は突然にぎやかになりました。

正面右側の円形のカウンターが総合受付、中央奥手にあるのが体験受付カウンターです。



さて、体験の時間の少し前に体験ブースに行きます。その日はほぼ定員で、中学生と小学生の子たちでした。
ブースの通路側がショーウィンドウになっていて、リカちゃんがずらりと並んでいます。

展示と体験ブースは写真禁止なので写真でご紹介出来ません。
以前は禁止ではなかったのか、ネット上で行程を写真で紹介されているブログさんも有りました。

中に入ると荷物をロッカーに置いてまず手洗い。

ひとりずつ作業台に座り、まず最初に私のしごと館に協力している「タカラいわき工業」という国内工場(笑)での組み立ての様子と、働く人のインタビューのビデオを見ます。制服にはしっかりリカちゃんキャッスルのロゴが。

ビデオは面白かったです。成型して出来たてのヘッドがプルンと型から出てきたり、アイプリントの行程や植毛など、組み立て作業を初めてみました。
それからりかちゃんを組み立てるため、部品をカウンターへ取りに行きます。この時点ではリカちゃんではなく部品という感じ。

服、靴、ヘッドは2種、それぞれ選べます。ヘッドは金髪と茶髪。茶髪を選ぶ人が多かったです。

インストラクターのお姉さんがポイントを解説してくれて、さっそく作業をしていきます。
「最近の店頭のリカちゃんは中○産ですが、ここのリカちゃんは国内の工場で作られたものです!」と強調。

写真は茶髪のリカちゃん。髪はサイドパーツです。

こんな感じの見本が作業台に置いてあります。
これは少し長めに切りすぎたので目が隠れてます。

短く切りすぎて「オンザ眉毛」にならないように〜!
と、お姉さんが指導してくれますが、オンザ眉毛って一般用語かしら(^^;)??


下半身の組み立て、上半身の組み立て、さらに上半身と下半身をくっつけて超音波でボディを接着。

すごく簡単な仕組みで、かえってそれがためにお人形は丈夫なのだと思いました。
完成したボディに服を着せ、スタンドをつけて台紙に貼り付けます。人形を台紙に固定するゴムをどこにつけるか指示されます。

次は髪のカットです。前髪を霧吹きで濡らし、手元に置いてある見本の写真を参考に切っていきます。
見本では前髪の長さは目の上、そして前髪はまつげの2mm後ろからだそうです。ハサミはよく切れました。


前髪は後で家に帰ってから切りそろえればいいわと思っていたんですが、さすがに緊張でガッタガタに切れました。
短時間で、さあ切りましょう〜!と言われると余計に焦ります。
ハサミを入れた瞬間は短めに切ってしまい、それから我に返ってようやく長め…というセンスナッシングな仕上がりに。_| ̄|○

この時にハサミの持ち方も指導されます。ハサミをまず水平に持ち、それから親指を手前に下げるように言われます。この角度で切れば、前髪の長さが正面から見て均等に見えるからだそうです。

写真は金髪のリカちゃん。髪はセンターパーツです

ちなみにこのドレス、おもちゃ屋で500円だったと思います。
カットが出来れば散髪の後始末。作業台をきれいに掃除して、ヘッドをボディにつけます。

その前にピアスをつけるんですが、ピアスを左右の耳に軽く入れて、その上から指で顔がぺっちゃんこになるほど左右から強引にピアス押しつけて下さいと言われました。

さらにリカちゃんの髪を左右に振り分け、高く上げてからボディにぎゅう〜っ!と首を差し込みます。リカも大変だなぁ…

後は髪を整え、ポリスリーブを付け、靴を箱に貼り付けて、最後に検品してから外箱に入れます。
体験時間は約一時間。最後に感想を聞かれます。


完成!
この状態で、前に座っている人とお人形を交換して検品します。
係の人に「ちゃんとパンツを履いているか確認して下さ〜い」と言われました。
はっ…はずかしっ。


この日は小・中学生相手なので、前髪のカットだけですが、高校生ならソバージュのリカちゃん作りだそうです。 (次はソレにしたい・・・ってまた行くのか私)

感想としてリカちゃんに関してはパラダイスのような所でした。
建物の規模はちょっと立派すぎ?な気もしますが、すごい事が出来る所だぞと言う雰囲気になれます。
それに仕事体験というのは学生さんにとって良い体験だと思いました。
ただ、展示の内容など固い感じがして、エンタメ性が少ないです。

民間の会社の工場見学ならこちらがワクワクするように盛り上げてくれるのに、そういうオーバーアクションがなくて、体験以外に楽しかった〜!という印象が少なかったです。特に私の場合、体験の事しか頭になかったので、次に行けば新たな発見もあることでしょう。




箱に入れてお持ち帰り。
あ〜!楽しかった!
密かにここを京都リカちゃんキャッスルと呼ぶ事にしました。(^_^)v
学生さんたちは展示ブースも楽しそうに見ていたし、安い金額で出来る色々な仕事体験は貴重だと思います。

すでに職業を変える可能性の少ない?大人向けというものではなく、あくまで子供の未来に向けてというコンセプトなので、もうすぐ閉館もささやかれている今、無くして欲しくないなぁという思いがあります。

でないと次にソバージュリカちゃんの体験ができなくなってしまうしぃ〜!←ソレかいっ?!



仕事体験については、詳しくは「私の仕事館」のサイトをご覧になって下さい。
トップページから→仕事体験→体験メニュー→ものづくりの仕事体験メニュー→小型製品組立の仕事(玩具)……でリカちゃん組み立ての様子が載っています。


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