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夏休みも終わりかけたある日のア○ドレさんの家。
きょうもぷち子たちがにぎやかに遊んでいます。
プチジェニー「ポテチにケチャップつけるぅ〜!」
プチエクセリーナ「あかん〜、畳が汚れるからお皿、持ってきー」
ぷちマリーン「ジェニー、邪魔ーっ!そこ、のいて!」
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ア○ドレさんの心の中・・・
【う〜〜ん、まだ夏休みの宿題も終わってないって言ってたし、今日も畳は食べ残しをこぼしてザラザラだしなー。それに女の子は一日中しゃべっていても疲れないのか??】
【みんな、早く大人になってくれないかなぁ…。はぁ…】
アンドレさん、夏バテも手伝ってか、お疲れモードです。
ちなみに去年はこんな感じでした。 |
そして10数年後……
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「ただいまー」
「あ、そうか。みんなそれぞれ自分のやることを見つけて出て行ったんだっけ」
「…確か近況はがきが来てたなぁ。
どれどれ」 |
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「みんな、早く大人になればいいって思ったけれど、子供ってすぐに大きくなっちゃうんだなぁ」
ア○ドレさん、遠い目モード…。 |
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「えーっと、まずはエクセちゃんか。なになに、私はロスの大学を首席で卒業しました。こちらで考古学の仕事とステキな彼を見つける予定です!テヘッ……」
「んな事を言って、変な男に引っかかるんじゃないぞ。何だか心配になってきたな……」 |
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「次はジェニーちゃん」
「おじさんへ。私はフランスでようやくモデルデビューしました。今日は雑誌のインタビューがあります。雑誌が出たら送るね!フランス語、読めなくても写真だけ見てね。そうそう、日本は暑いそうだけれど、体には気をつけてね」
「ふんっ、体の心配してもらうほど年取ってないぞっっ」
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「最後はマリーンちゃん」
「字が小さいなぁ〜〜。こうやって離せばまだまだめがねは要らないぞーっ」
…って、ア○ドレさん、意地を張っていないでそこのシニアめがねをかけなさいってば。(^^;)
「今度イギリスで絵の個展を開くことになりました。画廊のオーナーさんが私の絵をすごく気に入って下さったの。記念の絵はがきを送るね。いつか日本でも個展を開きたいです。おじさんもその時は見に来てね!」
「ていうか、イギリスへ連れて行ってくれよ…。元気な姿を見たいから…」 |
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「やれやれ、みんな元気そうだな。さて、テレビ付けっぱなしだったな。エコに気をつけてるつもりなのに、オレとしたことがいけねぇいけねぇ。…っと、リモコンどこだっけ…」
「そういえばジェニーが一番テレビが好きで、ずっと見てたなぁ。タイマー録画もよく頼んだけれど、今は全然わかんないや。にしても、リモコンないなぁ〜〜」
ア○ドレさん、すっかり独り言が増えました。 |
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「………」 |
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「ああ…なんだかな、ダメだな、俺」 |
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「みんなそれぞれ自立してやりがいのある仕事をしているって言うのに。今さら、いい歳したオッサンが寂しいなんて言えないよな…」 |
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「ああーっ、やっぱりダメだ。どうしようもなく寂しい。しかし他人に見せられないな、この姿は…。いつからオレってこんなダメな奴になったんだっけ??」
「……みんな、頼む。帰ってきてくれ…」
「オレを置いてかないでくれ…」
「……」 |
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ぷちエクセリーナ「なぁなぁ、おっちゃんが泣きながら寝言、言うてる〜」
ア○ドレさん「…行かないで…くれ…」
ぷちジェニー「イカをくれって言ってるんかな?」
ぷちまりーん「きっと今日の晩ご飯はイカのお刺身なんや」 |
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ア○ドレさん「…なんて事になるかもしれないから、今は今で良いのかもな」
ア○ドレさん、一人で勝手に納得しましたとさ。
それにしてもア○ドレさん。
その調子では、みんなをお嫁に出す時、どうするんですか〜?(^_^;)
おしまい。 |
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新作ドレスって言うほどでも無いのですが、すごくプレーンなワンピースです。
ワンポイントで可愛くなりました。
ちなみにア○ドレさんがはいている白っぽいズボンは、リトファのつめ放題のものです。
リカちゃんのおじいさんのズボンでしょうか? |
管理人のつぶやき:大きな声では言えないけれど、このコントのためにプチジェニーたちのオリジナルドールを集めていた私って……バカかしら??(^^;)
でも女子高生マリーンは高嶺の花で未入手のまま(今回は新撰組さんが代役です)。
お迎えがいつになるかわからないので、コントに踏み切りました。 |
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