えり長さを長くした着物・試作
2015/04/07 (Tue)
試作の結果とか、次への改善点とかのほぼ自己メモです。

あいかわらず、着物の試作を試行錯誤中。


この型紙は試作の中でも最近の物で、おはしょりまでえりを伸ばした物です。

ドールの既製の着物は、えりの長さが帯までの物が多いのですが、より人間用の着物に近づけたくて試作しています。
何のためにって…別になんになるものでも無いけれど、単に試作オタクだからかも。


試作1号は、着物で旅館のお手伝いをしているリカちゃんのつもり。



えりの長さを伸ばした関係で、えりの前合わせが浅めです。

最近の着物は身ごろをほぼまっすぐ裁断していたのですが、えりぐりを調整していたら肩幅が短くなってしまい、肩と袖を少し外へ持ち出しました。

そのせいか、いかり肩に見えます。

ついでにまっすぐ縫えないので、手間取りました。

二部式で縫ったものを後でくっつけたせいか、おはしょりがごわごわ盛り上がっています。
試作2号は1号よりさらにえりの長さを伸ばした物。
前合わせはやはり浅め。

肩と袖は持ち出し。

袖を長くしたら手が隠れました。

  えりを長くしすぎて、おはしょりの中で持て余してしまいました。
  えりの長さを少し短くして調整。

おはしょりの中でなんとかまとまりました。


肩とえりの持ち出しは縫うのに手間取るので、もう少し改良しなければ。


私のドールブックで、ジェニーの着物は肩とえりを持ち出す型紙だったのですが、持ち出しの寸法が絶妙なのか仕上がりのシルエットもきれいだし、端の始末もまつり縫いだったせいか、特に手間取りませんでした。

なんでもミシンで処理しようとするのは横着かな?とも思う。
  おはしょりにたたみ込んだえりがかなり目立ってはみ出しています。

着付けでなんとかなるのかしら?
その着付けの腕前がなんとも頼りない。

  そろそろどこかでFIXしなければどこまでも試作の山ができそうなので、とりあえず今回のラストバージョン。


肩と袖の線を以前のように持ち出さず、直線に戻しました。

肩のラインが浮き上がらなくなって、これはこれで良かったと思います。
そのため、調整のため、身ごろを太くしました。


おはしょり部分のえりの折り返しも実ははみ出していますが、身ごろを太くしたためかなり脇へと行き、袖でさりげなく隠れました。

着付けで工夫すればもっと、目立たなくなるかも?
と、ちょっと妥協。
  身ごろを太くしたのでリカボディでは身ごろが少しブカブカしているのですが、ピュアニーモSは腰回りが大きいので、腰のあたりはちょうど良いサイズになりました。



今回は帯締めにじんごひもを使いました。
少し太めで存在感もあって、使いやすかったです。
  ピュアニーモSサイズで着せ替えた写真はこちら 


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