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ひとつ前の記事からの続きです。
さて、夜になりました。
人間のお友だちと遊んで帰ってきたプチタッタ姫です。
「またえもん、今朝のプレゼントの使い心地はどうじゃ?」
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またえもんさん「はぁ〜、そうでございますね。何と申しましょうか」 |
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「こんな感じでくつろごうとしたら…」 |
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「後ろにコケるでござる」 |
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タッタ姫「それはすまなかった。ご褒美としては考え物じゃな。だが実は、あれは褒美の予行演習だったのじゃ!これからが本番だぞよ」
またえもんさん「はっ??」
タッタ姫「えいっ!」 |
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タッタ姫が腕を一振りすると、突然そこに新しい着物の一揃えが現れました。
またえもんさん「おおーっ、びっくりしたでござる!」
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タッタ姫「またえもんはいつも忙しそうなので、動きやすい着物を仕立てておいたのじゃ。遠慮なく受け取るが良い」
またえもんさん「こっ、これは光栄の至り」 |
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またえもんさん「姫様、実にかたじけなく、有り難く頂戴いたしまするー!」
タッタ姫「礼はそこまででいいぞよ。早く着てみれば良い」 |
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またえもんさん「ジャーン!着てみたでござる。いかがでございましょう」
タッタ姫「ふむ」 |
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またえもんさん「不思議なもので、これを着たら『いらっしゃいませ〜!』とか『はい、よろこんで〜!』とか言いながら接客したい気持ちになりまするぞ、姫様!」
タッタ姫:心の声
【そう言えばいつか人間のテレビ番組で、居酒屋のお兄さんがこんなふうな作務衣を着て働いているのを見たことがあるのう】 |
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またえもんさん「それにウサギさんがいっぱい飛んでいるでござる!姫様、このようなサプライズ、誠にありがとうございまする」
タッタ姫「驚くのはまだ早いのじゃ!」
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と、言うやいなや、タッタ姫が着物姿に変身しました。
またえもんさん「おおーっ!なんとお揃いの着物だったとはっ!!それに姫様のお召し物にもウサギさんがいっぱいでござる!」 |
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タッタ姫「どうじゃ!またえもんのために仕立てた反物が余ったので、わらわの着物もお揃いで仕立ててみたのじゃ!びっくりしたであろう」
またえもんさん「いやはや、姫様にはいつも驚かされまする」
管理人つぶやき:驚かされると言うよりは、振り回されているような。ぶつぶつ…。
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「おっそろい♪おっそろい♪たのしいな〜♪」
今日もタッタ姫のお城は平和でした。
−おしまい− |
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今回は、又右衛門さんの着物を新しく作ったのがメインなのですが、少し生地が余ったのでタッタ姫の着物をついでに作りました。
残り布でしたが、うさぎの柄ができるだけ出るようにしました。
生地が少なかったので、着物を裁つ方向が縦横で反対になったりしています(サイズが小さいので見た目にほぼ影響はなさそうです)。 |
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後ろ向き。
背中の生地がちょっともたついてるので、あまりお見せしたくないのですが…。(^^;)
着物を縫う時、本体ができあがった時点で疲れてしまい、そこから帯を作るのがまた一仕事のような気がします。
そこで、手抜きの結び帯。
1.8センチぐらいの巾の和調のリボンが約25センチ(端部のほつれ処理込み)。
それをまる結びにします。
これでも普段着の帯っぽいので、まあ良いかしら? |
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一応、今回のために作った、又右衛門さん用の作務衣モドキ。
えりの巾がちょっと不揃い(汗)。
こっちがメインだったのですが、「ついで扱い」になってしまってます〜。(^_^;)
作務衣は筒袖が普通だと思いますが、今後、はかまをはいた時にも着る予定なので袖にたもとか付いています。
帯の結びはタッタ姫と同様にしています。
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