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タッタ姫「今年も紅葉がきれいに咲いて、わらわはとても嬉しいぞよ。
それにしても今年は冬将軍が来るのが少し早いようじゃ。
わらわもそろそろ、湖の底にある冬の別荘に行く支度をせねば」
タッタ姫は冬になると湖(多分、琵琶湖らしい)の底にある別荘に行きます。
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タッタ姫「またえもん、こちらへ」 |
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またえもんさん「何か御用でしょうか?姫様」
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タッタ姫「うむ、今年の紅葉も無事に染まって一安心じゃ。わらわはそろそろ湖の別荘へ行くぞよ。さっそく引っ越しの儀式をとりおこなうのじゃ」
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またえもんさん「ははっ、承知致しました。…と申し上げたいところですが、まだ今年最後の大仕事が残っておりまする!」
タッタ姫「むむっ、まだ何かあったのか」 |
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またえもんさん
「それは
年末の大掃除
でございます」 |
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タッタ姫「わっ…、わらわは姫なのじゃ。掃除などいたさぬぞ!」
タッタ姫、急にうろたえはじめました。
またえもんさん「あ、いえいえ、我が国のならわしで、年末の大掃除は姫様がみずから参加される事になっております。というか、毎年、大掃除をされているではありませんか。よもやお忘れですか?!」
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タッタ姫:心の声
【それはわかっておるのじゃが、わらわは大掃除が大の苦手なのじゃ。
できれはやりたくない〜したくない〜。】 |
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タッタ姫「ちょっと用事を思い出した!さらばじゃ!」
またえもんさん「あっ、姫様が逃げた!」 |
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またえもんさん「あ〜あ、姫様は大掃除が出来なくて逃げてしまわれた」
「万能の女神様にも怖い物があるのでござるなぁ!はははっ」 |
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タッタ姫「またえもん、何か申したか?」
またえもんさん「いいえー、な〜んにも」 |
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タッタ姫「わらわに出来ぬことなど無いぞよっ!!大掃除など怖くないのじゃ。えっへん!」
またえもんさん「はっ、さすが姫様でござります!ではさっそくお掃除に取りかかりましょう」
またえもんさん:心の声
【ふふっ、してやったり。
いつも姫様にやられてばかりではござらぬぞ。】
今日のところは、またえもんさんの勝ちですね。(^^)
−おしまい− |
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今回のプチドラマのために作った着物です。
どちらかというと、着物を作ったので、それに合わせてプチドラマを作っています。
その作業が一番時間がかかっていたりして?
着物の詳細は後日記事で。(^^)
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特に頼まれていないけれど、またえもんさんの着物の紹介。
作務衣をそのまま利用しました。
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